Case: Inspired by a True Photo – Onions

サムスンのイギリス法人が公開した、ちょっぴり心の温まるCMムービーをご紹介。

「Inspired by a True Photo」と題されたこのシリーズでは、サムスンのスマートフォン・Galaxyで撮影された1枚の写真をもとに、そこにいたるまでのストーリーを想像。1本のドラマに仕立てたのです。

今回題材となったのは、こちらの写真。市場らしき場所に積み上げられた、大量のタマネギから想像を膨らませます。

「この物語は、1枚の『実際の』写真から着想しました」

物語は、レストランの客がオニオンフライを食べるシーンからスタートします。

タマネギフライ、タマネギスープ、焼きタマネギ・・・ 壁に貼られたメニューは、どれもタマネギ料理ばかり。

物語の主人公は、そんなタマネギカフェでアルバイトする少年。

「お待たせしました、タマネギスープです」

そんな彼には、片思いの相手がいました。

それは、向かいのレストランで働く、ウェイトレスの少女。


仕事に励みながら、チラチラと向かいの店に少女の姿を探す少年。

じつは彼女も、その視線に気づいていました。

彼女への思いは、どんどん増すばかり。


彼女もまた、彼のことがますます気になっていきます。

恋い焦がれ、涙を流す少年。

そんな少年を見たカフェの店主は、てっきりタマネギが目にしみているのだと勘違い。彼に水泳ゴーグルをプレゼントします。

「ハハハ、似合ってるじゃないか」

思わずムッとする少年。

やがて、お客さんに渡すレシートにまで、彼女の似顔絵を描いてしまいました。


「・・・・・・・・」

時を同じくして少女もまた、会えない少年の姿を探して寂しさをにじませていました。

思い切って、少年に電話をかける少女。

しかしこのとき、少年もまた少女に電話をかけていました。

ふたりが同時にダイヤルしてしまったため、電話は話し中に。

意気消沈した少年は、仕事に戻ります。

「おお、ちょうどよかった。タマネギが切れたんだ。買ってきてくれないか?」

少年が市場でタマネギを選んでいると・・・

同じく、タマネギを買いに来た少女とバッタリ。

少女のホッとした顔で、ストーリーは幕を閉じます。

このストーリーで本当なのは「市場にタマネギが置いてあった」ということだけ。しかし、鮮やかな写真は、それだけで見る人の想像力をかきたててくれるもの。

日常の鮮やかな一瞬を切り取り、無限の想像を楽しむ── そんなサムスンの企業姿勢が伝わってくる、美しいCMでした。

(via Ads of the World)