Case: Your News Bulletin

国民の実に52%がフェイクニュースに騙された経験を持つというニュージーランドのネットセキュリティ企業・Netsafeが実施した施策をご紹介。

巷にあふれるフェイク情報を見分ける力を養うため、「架空のニュースサイト」を開設。記事に隠された怪しいポイントをドリル形式で学べる仕掛けを作ったのです。

こちらがそのサイト「Your News Bulliten」。一見するとよくあるニュースサイトのように見えますが・・・・

画面をクリックすると、突然液体のように歪み出し・・・

サイトの本当の入り口が出現。「その通り。これはすべてフェイクのニュースです。記事のどこが怪しいか、スポットをあててみましょう。」

入り口のボタンをクリックすると架空のフェイクニュースが表示され、「この記事の怪しいポイントはどこでしょう?」という3拓クイズが出題されます。
ここで表示されたのは、「信じられない科学的ブレイクスルー!ニュージーランドで新種のヘビを発見!さて、私たちはウソをついていると思う?」という見出しの記事。

「地元の建設作業員が地中から新種のヘビの化石を発掘、街の新たな観光資源に!?」という内容が書かれていますが、この記事はれっきとしたフェイクニュース。画面の右側に「この記事の怪しいポイントはどこ?」と、3択形式の回答ボタンをクリックして回答する仕組みになっています。

示された選択肢は「Satire/Irony(風刺・アイロニー)」「Clickbate(釣り記事)」「Propaganda(プロパガンダ)」の3つ。さて、どの要素が含まれているか、あなたはわかりますか?

ちなみにこの問題の正解は「Clickbate(釣り記事)」

「この記事には、思わずクリックしたくなるような、扇情的な言葉が用いられています。見出しの言葉があなたを怒らせたり、悲しくさせたり、爆笑させたりする内容ならば、いったん懐疑的になる必要があります。見出しに隠された“意図”を読み解きましょう。」と解説されています。

続いて画面のボタンをクリックすると、ニュートラルな表現を使った「本来用いられるべき、正しい見出し」が表示。「商人が工事現場で見つけたという正体不明のヘビ。その起源については疑問が残る」という表現になりました。同じ内容を伝えていても、こちらの見出しは読者に正しく判断させる余地を残していることがわかります。

巷のニュース記事には、なんらかの「誘導的な意図」を持って書かれているものも少なくありません。極端な言葉に惑わされ、誤った知識を信じ込んでしまわないよう、私たち読者の側が「情報をきちんと吟味する」ためのポイントをわかりやすく教えてくれる、秀逸なメディアリテラシーキャンペーンでした。

(via Ads of the World)