Case: Plastic Trash

海洋環境の保全を啓蒙するフランスのNGO・World Oceans Dayが製作した啓発ポスターをご紹介。

海を漂うプラスチックごみの破片を集め、破片だけで元のプラスチック製品を「再現」して見せたのです。
いちど捨てられたプラスチックは半永久的に姿を留めながら漂い続けます。このポスターからは、「どうせバラバラになるだろう」という、捨てる側身勝手な心情が透けて見えるかのようです。

ハンドソープの容器

ソープのディスペンサー部分まで、完全に再現できてしまいました。

コーラのペットボトル

大きなペットボトルは破片になってもそのまま残ります。

レジ袋

持ち手の部分も自然には溶けません。

サンダル

うっかり波間に消えたサンダルは、永遠に海を漂い続けます。

カビ駆除剤

外観はもとより、その中身も海洋に流れ出ているかと思うと・・・。

洗濯洗剤

独特のフォルムもそのままに再現できてしまいました。


海洋のプラスチックごみを題材にした啓発PRの事例

世界ではほかにも、海洋のプラスチックごみを題材にした啓発PRの事例が数多くあります。いずれも共通して訴えているのが「プラスチックごみは自然には消滅しない」ということです。

使用期限は500年。プラスチックごみのリサイクルを促す啓発キャンペーン『Plastic Expiry Dates』

海岸に捨てられたプラスチックごみで作ったレコード『Ocean Vinyl』

ゴミをネックレスにした動物たち!? モザンビークファッションショーが訴えるプラスチックごみ問題

捨てる側にとっては、目の前から「消える」ことでプラスチックも消滅したかのような印象を持つのかも知れません。しかし、いちど捨てられたプラスチックは、何年経っても海を漂い続け、そしてそれはどんどん積み重なり、海の生態系に大きな影響を及ぼし続けるのです。

これまで私たちが目を背けてきた「現実」を直視させ、ごみ処理について改めて考えさせられるポスターでした。

(via Ads of the World)