Case: AirMax Cloud

ナイキがブラジルで行った、ユニークなDM(ダイレクトマーケティング)の事例をご紹介。
「AirMax Cloud」と題し、スマートフォンのARアプリで、同社の人気シューズ「AirMax」の形をした雲を撮影した人だけがたどり着けるECサイトを設置したのです。

このECサイトを利用するには専用のアプリを立ち上げ、スマートフォンのカメラを空に向けます。

アプリが画像を解析し・・・

カメラに写った「雲」の画像を検索。

「AirMaxに似た形の雲」が写り込んでいたら、特設ECサイトへの入り口が出現します。


特設のECサイトでは、このように「AirMaxに似た雲を見つけた人限定商品」が購入できたり、オリジナルのビデオクリップを楽しむことができます。

写真だけではわかりづらいですが、雲を意味する英単語は「Cloud」。すなわち、すべてをインターネット上で実現する「クラウドコンピューティング」にも引っ掛けたネーミングというわけです。

AR技術でいつも何気なく見上げている空が特別な売り場に変身させてしまう、という、コロンブスの卵的な発想のユニークなEC施策です。

いろんな「景色」を売り場に変えるナイキ

実はこうしたナイキの施策、今回が初めてではありません。2019年にも同じく、AR技術を駆使して「街角に描かれた『AirMaxの落書き』をスマホ撮影すると現れるECサイト」を展開しました。

街の落書きが“売り場”に変身! NIKEの秀逸なOOH

AR技術を使えば、目に見えるすべての「景色」をWEBサイトのリンクのように扱うことができます。

物理的なコストがかかる店舗ではなく売り場もクラウド化してしまい、しかもその体験自体も「気づいた人だけがたどり着ける仕掛け」にすることで、まるで自分のためだけにお店が営業されているようなプレミアム感が味わえる──。二重にも三重にも秀逸なECの仕組みでした。

(via Ads of the World)