Case: Sweat your stress away

エストニアのスポーツブランド・Rademarのユニークな広告ポスターをご紹介。
国内において15〜20%の人が私生活上のストレスからうつ病の経験を持つことをふまえ、アルコールなどの依存ではなく「スポーツによって解決しよう!」と人々を誘ったのです。

「気持ちがぺちゃんこになったら・・・ 自転車に相談だ!」

ポスターに描かれているのは、在宅勤務中とおぼしき男性の姿。付箋が貼られたパソコンの画面に体こそ向き合っているものの、その様子はまるで「トムとジェリー」のようにローラーでのされたようにペラペラ。勢い余って床に「垂れて」しまっています。

もう気持ちは限界・・・なにもしたくない・・・ そんな声が聞こえてきそうな彼の背後には、真新しいシティバイクが。「ぺちゃんこになったら、自転車に相談だ!」とキャッチコピーが添えられ、「自転車で外に走り出て、生き返ろう!」と呼びかけています。

「燃えつきるか、それとも燃やしつくすか?」

こちらのポスターに描かれているのは、ノートパソコンを開きながら頭を爆発させている男性。パソコンのなかで展開されているであろう仕事上の課題にすっかり処理能力の限界が来ている様子。「燃え尽きたぜ俺は・・・真っ白にな・・・」という心の声が聞こえてきそうです。

そんな、漆黒で満たされた彼の部屋に差す一筋の光。よく見ると部屋の廊下に真新しいシューズが置いてあるではありませんか。「ストレスで燃え尽きるか、それとも運動でカロリーを燃やし尽くすか。あなたはどっちを選ぶ?」と、挑発的なコピーが踊ります。

STAY HOMEのストレスは、運動で解決できる?!

さらに注目すべきポイントは、この広告の公開時期。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大をうけ、さらなる感染防止のための外出自粛が世界的に行われている真っ只中(2020年5月)のことなのです。

不要普及な外出の自粛は引き続き呼びかけられているものの、十分な対人距離(ソーシャル・ディスタンス)をとったうえで、外に出ての運動は構わないとする見解を示す自治体も。安全対策を万全に行ったうえで、運動のための外出を行うことを促しているともとれるこのポスター。いろいろな意味で世相に寄り添った、印象的な広告でした。

(via Ads of the World)