Case: JD音楽合(Club)

新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止にともなって都市封鎖(ロックダウン)が実施された中国で、国内大手通販サイトJD.comがBudweiser、Remy Cointreauと行ったデジタル施策をご紹介。

ロックダウンによって営業できないクラブにかわって「オンライン・クラブ」をWEB空間上に開設音楽をライブで楽しみながら、好きなお酒をWEB上で自宅に注文できる仕組みを作ったのです。

この「オンライン・クラブ」では、人気のクラブDJたちがリモートでパフォーマンスを生配信。

配信画面には協賛したBudweiserとRemy CointreauのEC画面が表示され、画面をタップするだけで自宅に好きなお酒をオーダーできる仕組みが設けられました。たとえ自宅から出られなくとも、インターネットにつながっている端末さえあれば、いつもと変わらないクラブ体験を楽しめるのです。

「2003年世界的に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の経験から、(日常行動が制限されているときの)eコマースの重要性を認識していた」と、担当者。今回のロックダウンは友人との集まりやバー・クラブなどの「オフラインの場」での消費に大きく依存するアルコール類の売上に大きな影響が及ぶと予測し、「もっとも大きなアルコール消費の場のひとつであるクラブ体験をWEB上に再構築した」と語りました。

この施策によって「お酒を楽しむ機会」が減ることを防ぐだけでなく、家に閉じこもりがちで気分が落ち込んでいる人々にも「楽しさ」を提供し続ける── 送り手と受け手が直接つながるSNS時代だからこその、三方良しの施策でした。

(via The Drum)