Case: Cyanora

イギリスBBCのテレビ番組「Blindboy Undestroys the World」が仕掛けた過激な企画をご紹介。
「インフルエンサーたちに『シアン化合物(=猛毒)入り』と書かれた架空の飲料を宣伝するよう依頼する」というドッキリ企画を敢行したのです。

世の中には、SNS上で強い影響力を持つインフルエンサーに料金を支払い、商品などを宣伝してもらう「ペイド・ポスト」と呼ばれる広告手法があります。一見彼らが愛用を公言しているように見える商品は、実は「お金を受け取って宣伝しているだけ」かもしれないのです。

そんな実態を暴くため、番組では「シアノーラ(Cyanora)」という架空のドリンクをでっちあげました。

商品ラベルにはご丁寧に「シアン化合物配合」と書かれているので、常識的な人ならばこの製品が「実際には飲めないモノである」とわかります。

今回番組では、リアリティーショーへの出演などで絶大な人気を誇る3人のインフルエンサーへコンタクト。「情報解禁までこの商品を試すことができない」かわりに「SNS上での拡散は自由に行って構わない」と伝え、彼らの動向を探ることにしました。



ある女性インフルエンサーのマネージャーは打ち合わせの席で、彼女が「愛用している」と公言している商品を、彼女は実際には「使ったこともない」ことを暴露。

彼女は何の罪悪感もなく、宣伝料のためだけに無自覚に商品をフォロワーに薦めていたのです。

こんな姿勢では、今回のように「猛毒」とはっきりわかる商品すらも宣伝してしまうのでは・・・。残念ながら、その不安は的中してしまいます。コンタクトを取った3人のインフルエンサーはなんと全員、飲んでもいないこのドリンクを自分たちのSNS上で絶賛したのです。


当然彼らのタイムラインは大炎上。あるインフルエンサーは「有害なものだとは本当に知らなかったんだ」と弁明し・・・

あるインフルエンサーに至っては「スポンサーの説明が不十分だったせいだ」とまさかの逆ギレ。 いかに無責任に商品を宣伝しているかを露呈してしまいました。

有名人がSNSで商品を取り上げていると、「この人が紹介するなら・・・」とついつい信じてしまいがち。無責任なインフルエンサーたちはもちろん、そんな彼らの投稿を無自覚に信用してしまっているフォロワーたちをも皮肉った、なんとも「気まずい」ドッキリ企画でした。

(via TAXI)