M&M’s Finger Lickin’ Good

発売以来、70年にもわたって愛され続けているチョコレート菓子のM&M’S。食べるときに手がベタベタにならないようにと、ミルクチョコレートを砂糖でコーティングするというアイディアを考案し、『口でとろけて、手にとけない』というキャッチフレーズもすっかりお馴染みになりました。

そんなM&M’Sが、新たにカナダでチョコレートバーを発売したのですが、ひとつ大きな問題を抱えていました。それは(当たり前ですが)手で直に持つと溶けてしまうという点。

これでは長年使ってきた『口でとろけて、手にとけない』のタグラインが使えない…そこで同社が考えた、この商品にぴったりなコピーがこちらです。

制作したクリエイティブには『It’s finger lickin’ good(指まで舐めちゃう美味しさ)』とのフレーズが添えられていますが、実はこれ、KFCのタグラインをそっくりそのまま真似たものなのです。

これに気づいたKFCは、M&Msのツイッターアカウントに「あらら?我々のコピーを盗んだようですね」「お互い弁護士を立てますか?」など、ウィットに富んだ書き込みで応対。

最終的にはもちろんM&Msが引き下がったわけですが、KFCも「貴社のチョコレートバーが“指まで舐めたくなる美味しさ”だと認めます。でも世界一のチキンだけがこのタグラインを使えるんですよ。」と友好的な幕引きをアシスト。

他社のキャッチコピーを丸パクリしてしまうという、大胆すぎるアプローチですが、これによってチョコレートバーの売り上げは想定よりも20%も伸びたそうです。