Case: The Sendle Sticker

オーストラリアでは年間8億4千万個の小包が配送されており、その配達のために1憶トン以上のCO2が大気中に排出されているそうです。

同国の配送会社・Sendleは、2014年の創業以来『カーボン・ニュートラル(大気中の温室効果ガスの排出量を増加させないこと)』を実現し、持続可能な社会への推進に尽力していますが、気候変動や地球温暖化をくい止めるには、より大きな企業にも努力を促す必要があります。

そこで同社は、国内最大の物流会社で国有企業のオーストラリア郵便にもカーボン・ニュートラルを呼びかけるためのユニークなアイディアを考案しました。

SendleのHPで公開されているのは、ガスマスクを装着した動物たちのステッカー。描かれているのはコアラ・コキンチョウ・カンガルー・イースタンブルーデビルで、全てオーストラリア固有の動物です。

荷物を送る際にこれらのステッカーを小包に貼り、それをスマホで撮影・タグづけしてSNSにアップすると、その配送によって発生する二酸化炭素の量をSendleがオフセット(CO2削減活動に投資することでCO2排出の埋め合わせをすること)することにしたのです。

するとこの取り組みを受け、キャンペーン開始からわずか18日後には、オーストラリア郵便が全ての配送について100%カーボン・ニュートラルを実現すると発表。年間4億4,500万トンのCO2排出量をオフセットすることに成功しました。

小さなアイディアが、国有企業をも動かした秀逸な事例。サービスを購入する消費者にとっても、環境問題を直視し、また自らも何ができるかを考えるきっかけになりますね。