Case: Stress Visualization

世界の84%にのぼる人々が何らかの形でストレスを感じているという現代に向けて、アメリカの医療サービス企業・Cignaが取り組んだ施策をご紹介。

様々な生体反応をセンサーで取得し、ストレスの発生箇所や強さをCGで絵画のように表現する技術を開発したのです。同技術ではストレスを感じたときに身体が起こす反応をセンサーで取得し、バイタルデータとして蓄積。

得られたデータを3DCGの形にマッピングし、身体のどんな箇所に症状が現れているかを具現化します。

ストレスが比較的低い場合は青い色、逆に強いときは赤い色。身体感覚にあわせ、ストレスの強さや持続状況がグラデーションを描く渦のアニメーションとなって視覚化されます。

ストレスにともなう症状は身体のあちこちにムラとなって現れるもの。この技術を使うと「いまどんな部分にストレスを感じているか」がはっきりと確認できるのです。

ストレスの感じ方は人それぞれ。こうして複数人のデータを並べると、そのまま人々の個性の違いが現れるのも興味深いポイントです。

まるで肖像画を見るような感覚で自分のストレスと文字通り向き合い、俯瞰することができます。

技術とデザインを駆使して見えないものを見えるようにし、具体的な対策のきっかけを作り出す美しい取組みでした。自らのリアルなコンディションを「知る」ことによって、ストレスに対する捉え方も変わりそうですね。