Case: SOS Rivers

ブルガリアでは近年河川の汚染が深刻化しており、生息する魚の種類が急激に減少しているといいます。この現状を周知し、人々に環境問題について考えてもらうため、WWFはユニークなグッズを制作しました。

川の汚染を一番身近に感じているのは川釣りをする人たちに違いないと考えた同団体が作ったのは、特殊なルアー(疑似餌)。一見したところ普通のルアーに見えますが、実は水に溶ける素材が使われており、水中に投げ入れると骨だけになってしまう仕掛けになっています。

さらにその骨には、河川問題に関する厳格な法規制を制定することを求めるオンライン署名サイトのアドレスが印字されており、人々に署名運動に参加するよう呼び掛けたのです。

これを川釣り愛好家たちに送付し実際に使ってみてもらったところ、SNSで大きな話題に。人口の約6割にリーチすることに成功し、スペインやフランスなどの大国よりも多くの人が署名を行ったといいます。

わずか400ユーロの予算で大きな成果を出すことに成功したDM施策。現在ニューヨークの国連本部では気候行動サミット2019が開催されていますが、今回のような取り組みを通じて全世界的に環境保護の機運が高まっていくといいですね。