Case: The Division 2

フランスのゲームソフトメーカー・UbisoftがリリースしたAR(拡張現実)型ゲーム「The Division 2」をご紹介。

「ECHO」というサブタイトルが付けられたこのゲームは、Facebookのメッセージツール「Facebook Messenger」のチャットボットとして機能。プレーヤーがスマートフォンを片手に現実世界を歩き回り、あらかじめ指定された地点にさしかかるとゲーム内でもイベントが発生するという「ポケモンGO」のような仕組みになっています。

ゲームの舞台は、謎のウイルスによって人類の半分が絶滅してしまった世界。プレーヤーは主人公となって街中を歩き回り、生き残るための手がかりを探ります。

手がかりを見つけるカギとなるのが、ゲーム側の用意したFacebook Messengerのチャットボット。プレーヤーから質問を受け付けると端末情報の位置データを解析し、Google Map APIで現実世界の地図データを取得。手がかりのある場所を現実世界の地図にマッピングして指し示します。

プレーヤーは現実世界の街をまるでゲームのマップのように移動し、“街角に落ちている”手がかりを探します。目的の地点に到達するとアプリ内で3D形式のARムービーが再生され、まるで現実の世界でゲーム内の出来事を「覗き込んでいる」かのような体験ができるのです。

手がかりを無事見つけると、ゲーム内で新たなアイテムや実績が使えるようになります。

Google Map APIの利用可能な世界160ヶ国の地図データに対応し、本物の街中をゲームステージに変換したこのゲーム。リリースから2週間たらずで30万人以上のユーザーが120万回プレイし、のべ8,300時間分のARコンテンツが再生されました。

ただ単に映像にコンテンツを重ね合わせるだけでなく、“世界全体の位置情報=地図データ”を組み合わせることでARの利用範囲をリアルな生活圏に広げることに成功したゲームアプリでした。ブランドのプロモーションにも活かせるヒントが盛り込まれていますね。