Case: The Press is Right

ポルトガルのStream and Touch Guyという企業が、新しく広告代理店として事業を始めるにあたって、プレスリリースを配信する代わりに斬新なセルフプロモーションを行いました。

それは、同社の共同創立者João Ribeiro氏がテレビのクイズ番組に出演するというもの。“賞品の値段をあてるゲームで素人参加者が競う”という趣旨の米人気番組「The Price is Right」のローカル版がポルトガルで放送されており、そこにRibeiro氏が回答者として出場したのです。

司会者に意気込みを聞かれたRibeiro氏はゲームに勝つためではなく、あくまでも“友だち”を作るために出場したと番組で語ります。ゲーム直前に「見てくれている人へ一言」を求められたRibeiro氏は、知り合いに向けてではなく、“これから知り合いたい人”へメッセージを送りました。

その相手とは、スペインのサンタンデール銀行、スウェーデンのセキュリティ企業SECURITAS、自動車会社SEAT、Airbnb、コカ・コーラなどなど。今後、クライアントとして取引をしたい企業のマーケティング担当者へ向けてメッセージを送ったのです。

テレビ出演によって無料で宣伝活動ができたおかげで、なんと3社との取引が決まったとのこと。思わぬ場が宣伝の機会になりうることを証明したユーモラスなPR施策でした。