Case: Hungry Puffs

まだ食べられるにも関わらず、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動を行う『フードバンク』をご存知でしょうか。

日本だけでなく、オーストラリア西部の西オーストラリア州にもフードバンクがあり、生活困窮者の援助を行っていますが、近年では州政府からの資金援助が半減されなるなど、厳しい経営が続いているそうです。

特に深刻な影響を受けているのが子供たちで、なんと10万人以上の子供が貧困のため朝食を食べられずにいるのだそう。そこで同団体は、このような状況を人々に知ってもらい、支援の輪を広げるためのキャンペーンを実施しました。

Hungry Puffs – Case Study Video from The Brand Agency on Vimeo.

多くの人が訪れるスーパーマーケットのシリアル売り場に並んだ白い箱。ポップな色使いの他のブランドとは違い、空の器を抱えた男の子が悲しそうな表情をしたイラストが描かれています。

実はこのシリアル、5ドルで販売されているのですが中には何も入っていません。その代わり、1つ売れるたびに10人分の子供の食事代が寄付される仕組みになっているのです。

自分や家族が食べる食料を買いに来た人たちにとって、朝食をとることができない子供たちが多くいるという現状は非常にショッキングな事実として受け止められたようで、このキャンペーンはSNSを中心に拡散し、様々なメディアでも紹介されたといいます。

結果、わずか4週間で前年の寄付金額の2倍以上に相当する62万食の食事を提供することができたほか、州政府もフードバンクに対する資金削除を撤回するなど、大きな成果を上げることに成功しました。

これからの社会を担っていく子供たちが健やかに成長できるよう、フードバンクのHPではさらなる寄付を募っています。