Case: Be a follower

イタリアのファッションブランド・DIESEL(ディーゼル)が斬新なデジタルマーケティングを実施し、話題を呼んでいます。

同社のように若者に人気のブランドでは、SNSで絶大な影響力を持つインフルエンサーを起用したマーケティングが戦略のひとつとして定着していますが、人気インフルエンサーともなると、たくさんの写真を撮影・加工・アップするほか、ブランド主催のイベントに参加したりと大忙しです。

そんな状況に着目したディーゼルは、新しいコレクションのPRを、インフルエンサーではなく“ブランドのフォロワー”に担当してもらうというアイディアを考案しました。

これはDIESELをフォローしている人であれば、誰でも同社のアイテムを販売できるというシステムで、HPから名前やメールアドレスなどを登録するだけで自分だけのオンラインショップを持つことが可能。

自身が“ブランドの顔”としてPRに携われるうえに、売り上げに応じて報酬が支払われる仕組みになっているので、フォロワーは一生懸命アピールするというわけです。

この取り組みを実施したところ、わずか1週間で37,000人が自分のストアをオープンし、オンラインでのセールスは33%もアップしたとのこと。さらに新規の顧客数は18%、ディーゼルのフォロワーも29万人それぞれ増加し、DIESELのキャンペーンでは2012年以来最も成功した施策となりました。

モデルやタレントといった著名人や、多くのフォロワーを抱えるインスタグラマーではなく、一般のユーザーにブランドの宣伝を任せた、常識破りなキャンペーン。

世界中に向けて発信できるSNSにおいて、個人の発言力・影響力がますます強まっている今の時代だからこそ成り立つ、新しいプロモーションですね。