Case: No Need to Fly

あるアンケートによると、ドイツの人々はバケーションに海外を選ぶ人が多く、その割合は72%にもなるのだとか。ドイツ最大の鉄道会社・Deutsche Bahn AG(ドイツ鉄道)は、そんな人たちにもっと国内旅行を楽しんでもらうためのキャンペーンを打ち出しました。

まず同社が着目したのは『ドイツにも外国に劣らない雄大な自然や文化的な街並みがある』こと、そして『若い世代はInstagramなどを使って旅先を決める傾向が強い』という2つの事実。これらを踏まえて調査したところ、実はドイツには世界各地の人気観光地にそっくりなスポットがいくつもあることが分かったのです。

こちらのキャプチャ画像をご覧ください。左側がアメリカのアリゾナ州、そして右側はドイツのラインラント地方。びっくりするほど似ていますね。

ドイツ鉄道は、独自のアルゴリズムを使って世界中のユーザーがSNSにアップした写真をサーチし、このようなそっくりな場所をピックアップ。飛行機で海外に行った場合と電車で国内旅行をした場合の金額の差を比較して見せたのです。

これらの広告を、FacebookとInstagramで旅好きと思われるユーザーをターゲットに向けて発信したところ、売り上げを24%増加させることに成功。

海外旅行で行きたいと思っていたのとそっくりな場所が国内にあると分かれば、安くてアクセスしやすい方を選びますよね。発想のすばらしさに思わず唸るプロモーションでした。