Case: The Power of Live Video

インドの通信会社・Ideaが、4G回線の通信速度をアピールするため、ユニークなキャンペーンを実施しました。

手掛けたのはモバイルを専門とするクリエイティブエージェンシーのmCanvasとMindshare。4Gのスピード感を体感してもらうには、ライブ動画が一番だと考えた同社は、Ideaのイメージモデルを務める人気女優のMallika Duaさんがユーザーとビデオチャットをするという企画を考案しました。

これはMallikaさんと1対1でチャットができるという夢のようなイベントなのですが、実はリアルタイムで行うわけではなく、なんとAI搭載のチャットボットを使ってユーザーからの質問に答えています。

mCanvasは、想定される問いに対してMallikaさんが答える映像を事前に用意。ユーザーの音声を認識し、その質問に対する適切な答えを映像クリップの中から選んで流しているのです。

音声認識機能は英語とヒンディー語に対応しており、どちらの言語で話しかけても的確な返事が返ってくるので、まるで本当にビデオチャットで会話しているように感じます。

この取り組みは720万人にリーチし、クリック率は2.2%(通常のバナー広告のクリック率は0.2%程度)と、多くの人の関心を集めることに成功。

AIを使ったチャットボット自体は特に目新しいものではありませんが、会話の相手が芸能人で、しかも本物の会話を楽しんでいるかのような気分にさせてくれるというのは珍しいですね。話題性に富んだデジタル施策でした。