Case: Ikea in the Museum of Romanticism

突然ですが、皆さんは『IKEAの家具』にどんなイメージをお持ちですか?

真っ先に浮かんでくるのは北欧・安い・オシャレなどのキーワードですが、そのリーズナブルな価格ゆえに、質よりもコスト面で優れていると感じる人が多いのではないでしょうか。

スペインのIKEAでは、そんな『IKEA=チープ・カジュアル』というイメージを覆し、同社の家具はどんなテイストのリビングにもマッチすることを人々に知ってもらうため、ユニークなキャンペーンを行いました。

実施したのは、マドリードにある美術館・Museum of Romanticism。18世紀に広まったロマン主義をテーマに、美術品や当時の上流階級の暮らしぶりなどを紹介しており、展示品の多さではヨーロッパ有数の規模を誇ります。

IKEAはこの美術館に置かれた数々のアンティーク家具に自社製品を紛れ込ませ、見分けがつくかどうか来場者に試してもらったのです。

美術館を訪れた人には事前にリーフレットを配り、このことをあらかじめ知らせてありますが、いざ入場してみるとどれがアンティークでどれがIKEA製品なのか分からない人がほとんど。いい意味で“IKEAらしさ”を裏切ることに成功したのでした。

この取り組みはInstagramの360度画像と動画のライブ配信でも見られるようにしたところ、各種メディアでも紹介され、2,500万回のインプレッションを獲得するなど大きな反響を呼ぶことに成功。

『リビングルーム』のカテゴリにある商品の売り上げを10%増加させた本施策は、世界三大広告賞のカンヌライオンズのブランド・エクスペリエンス部門でブロンズを獲得しています。