Case: Tampon Book

近年欧米を中心に認識されている『タンポン税』という問題をご存知でしょうか。

これはタンポンをはじめとした女性用生理用品は、食料や飲料水などとは異なり生活必需品ではないとみなされ、他の生活用品に比べて高い税が課されているという事実を示した言葉で、ヨーロッパ各国では本に対する課税率が7%であるのに対し、タンポンにかけられる税率は19%となっています。

ドイツの衛生用品ブランドのFemale Companyは、この問題について広く周知し、多くの人に考えてもらうためのキャンペーンを打ち出しました。

同社が発売した本、その名も『タンポンブック』は、女性の月経についてイラスト入りで解説したもので、一見したところ普通のハードカバーに見えますが、中を開けると15本ものタンポンが収められています。

生理用品として販売すると19%の税がかかるところを、こちらはあくまで本として売り出しているため、7%の課税で済む、つまり安く買うことができるのです。

この取り組みはSNSを中心に広く拡散し、初版はわずか1日、また第2版も1週間で売り切れとなり、これまでに1万部が販売されたとのこと。

生理用品は、女性にとってまぎれもない必需品。カナダやオーストラリア、またアメリカのいくつかの州ではすでにタンポン税は廃止されているようですが、この取り組みをきっかけに問題に対する認知がさらに広がっていくかもしれませんね。