Case: Futurex G3 Blue Protec

昨今、私たちは1日の大半の時間をスマホやパソコンの画面を見るのに費やしています。スマホやパソコンからは有害なブルーライトが発せられており、目に悪影響を及ぼします。ペルーではストリーミングで映画を見る習慣が増え、ブルーライトによる人々への実害が懸念されていました。

そんな中、ペルーで最も大きな眼科ラボの1つであるOcutecが、ブルーライトをカットできるアイウェア「Futurex G3 blue protect lenses」を作成しました。

しかし、この時、多くのペルー人はブルーライトの危険性について無頓着。Ocutecは、“ブルーライトがどれほど危険でこのプロダクトがどれほど視覚的健康に役立つか”をアピールする必要がありました。

そこでOcutecが実施したのが、偽のホラー映画「Blue – The Silent killer」を作り、SNSで拡散するキャンペーンを行うという企画。実際、同国はラテンアメリカ最大のSNSユーザーを抱え、SNSの総成長率は9%、最も使用されるFacebookの成長率は4%という現状で、キャンペーンでSNSを活用するにはもってこいの状況でした。

偽のホラー映画は、あたかも本物の映画のように制作が進められました。まず、Facebookで映画のファンページを作成し、俳優や女優による宣伝動画をアップ。キャスティングやロケ地探し、撮影・編集、ポスターや予告編の作成に至るまで、本物同様に行われました。

そうして4分間のショートフィルムをオンラインで上映することに。
殺人鬼がパソコンに夢中な主人公に後ろから近づこうとしますが、間一髪で主人公が眼鏡をかけると殺人鬼が消え去るというストーリーです。

ブルーライトを殺人鬼に見立てた本フィルムのオンライン上映は、約85万人が視聴しました。

上映後は、Facebookのファンページを映画名からブランド名に変更し、プロフィール写真やカバー写真もブランドのものに変更。盛大なネタバラシを行い、本キャンペーンは300万人にリーチしたといいます。

マーケットの現状と特徴に着目し、無関心から興味を引きつけることに成功したキャンペーンの事例でした。