Case: The Pay Gap Is Nuts

米のナッツブランド・NUT-ritionが、自社製品を使って打ち出した社会啓蒙キャンペーンをご紹介。

男女の性差による収入格差の解消を訴える『National Pay Day』にちなみ、「(量が多めの)男性向けサイズ」と「(量が少なめの)女性向けサイズ」を入れ替えて販売する“ドッキリ企画”を敢行したのです。

商品棚におかれた「男性向け」「女性向け」2つのパッケージ。一般的には男性向けのほうが女性向けより量が多いイメージですが、ここでは「男性向け」のほうが「女性向け」よりも量が少なくなっています。

気づかずレジに持っていったこちらの男性。値段を聞いて不満をあらわにします。

「なんで同じモノなのに、これだけしか入ってないの?? 俺のほうが損してるじゃないか。不公平だろ!」

こちらの男性は目をむいて怒り心頭。
「おかしいと申されましても… いつか(店の)制度が変わるのを待つしかないですね」火に油をそそぐようなレジ係のコメントに「いつかなんて待てるか!いますぐ正せ!!!」とブチ切れてしまいました。

その他にも、ふてくされて商品をレジに放り投げる人や…

「なぁマダム、おかしいと思わねえか?」と、隣のお客さんに絡みだす人も。

それを隣で見ていた彼女。「私たち、ずっとこんな状況よ! 自分の立場になったらこんなに怒るなんて!」と思わず苦笑してしまいました。

男女間の賃金格差は、言い換えてみれば「同じだけ働いているのに、女性だけが“(賃金の)量を減らされた”状態」。男性にとってピンとこないであろうこの状況の「当事者」にさせ、その不公平さを身をもって体験してもらおうというわけです。

「Nuts」という単語は、英語のスラングで「どうかしてる」という意味。ダブルミーニングを活かして体験者の意表をつく、ウィットに富んだキャンペーンでした。