Case: The Baptizer

コンピューターメーカーのLenovoが、スウェーデンで開催された世界最大規模のe-sportsイベント『DreamHack』において、参加者を対象にしたユニークなプロモーションを打ち出しました。

オンラインゲームのプレーヤーは、多くの場合リアルの自分とはまた違うアイデンティティがあり、使っているニックネームに強い愛着を持っているといいます。そこで同社が考案したのが、オンラインの名前を自分の本名にすることができるという企画。プロゲームチーム『Ninjas in Pyjamas』の創設者で世界的なカリスマゲーマーのHeatoN氏が、DreamHackの会場で“洗礼”を行うことを発表しました。

そもそも洗礼はキリスト教徒になるために教会が行うもので、手で頭に水滴をつけて罪を洗い清める儀式。その際『洗礼名』といって新しい名前が与えられるのですが、レノボはこのセレモニーを真似て、ゲーム界の神であるHeatoN氏が洗礼を執り行い、参加者に自分のニックネームを洗礼名として授けると告知したのです。

信仰深い人からはいぶかしまれてしまいそうなイベントですが、事前に参加者をSNSで募集したところ応募者が殺到したといいます。

当日、多くの人が見守る中カウントダウンとともに洗礼が行われます。きちんと証明書をもらったうえで役所に行って手続きをすれば、正式な名前として認められ、クレジットカードの名義や公的な場でも使用が可能とのこと。

突然名前が変わると周りの人は驚いてしまいそうですが、オンラインの世界での自らの存在感を現実世界でも放ちたいというのは、ゲーマーにとってはごく普通の感情ではないでしょうか。そんな彼らの思いを実現することによって、e-sports界隈におけるプレゼンスを高めたレノボの取り組みでした。