Case: Most Dangerous Street

アメリカのシカゴでは銃撃事件が後を絶ちません。市内だけで週に平均40人近くもの被害者が出ているそうですが、あまりに頻繁に起こるため、地元の人々は銃を使った暴力に対し徐々に慣れてきてしまっているといいます。

銃規制を訴えて活動する団体・ICHV(Illinois Council Against Handgun Violence)は、市民にいま一度銃所持の是非について考えてもらうため『Most Dangerous Street(最も危険なストリート)』というキャンペーンを立ち上げました。

これは市内の一角で実施したインスタレーションで、通りのあちらこちらから赤いレーザー光が伸びています。

それぞれの光は過去1週間の間に銃撃事件に遭った38人を表したもので、壁には被害者の年齢・性別・事件が起こった日時を投影。

さらにプロジェクトの特設サイトでは被害に遭った人や犠牲者の家族による体験談を聞くことが可能になっています。

HPによると、赤い光で被害者を表したのは理由があり、それは“事件後の裁判の際に現場で銃弾がどのような経路をたどったのかをレーザー光で再現すること”に倣ったのだそう。

銃所持が引き起こす危険や悲しみを、印象的な光で表現したアウトドア施策。ICHVでは『SAFE Act』というプロジェクトを立ち上げ、国や州による銃規制の法整備が進まない代わりに自分たちでコミュニティを守る活動を行っており、人々に参加するよう呼び掛けています。