Case: Overheard Press

アメリカのバイラルメディア・Overheardが展開したユニークなキャンペーンをご紹介。

自社が展開するInstagramの記事内容をまとめた「紙の新聞」を発行し、ロサンゼルス市内で配布を開始しました。

(Image by Overheard)

新聞に掲載されているのは、同社が運営するInstagramポストからの抜粋。いわば「まとめサイト」を紙のうえで再現したような形です。まずロサンゼルス市とその近郊地域で7,500部が無料配布され、今後はニューヨーク市周辺にも配布エリアを拡大したうえで四半期ごとの発行を予定しています。

同社のInstagramアカウントでも、新聞記事のヘッドラインを想起させる「街の声」の投稿を開始。担当者は「経済を動かすニュースは、インテリな記者ではなく、『昆布茶や多肉植物(といった身近に目を引くもの)をポストする女子から発信されるものだ』」と語り、活発なインスタグラマーたちの集まりを一種の“経済圏”と定義したことを表明しました。

ネットメディアの台頭によるオールドメディアの淘汰が囁かれる昨今ですが、「インスタグラマー=情報収集能力が高い人」と定義し、これらの人々が“物理的に手に取る”ことを想定して紙メディアを作るという、まさにコロンブスの卵的な発想の試みでした。