Case: Glasses of Drought

現在、深刻な水不足の危機に瀕しているというトルコ。その決定的な兆候として、市内にある湖の水位がひどく下がっているといいます。

そんな中、“水”とは切って気も切り離せない洗剤メーカーのFinishが、次世代へ向けての貯蓄を呼びかけるためにとある啓発キャンペーンを打ち出しました。

同社は、5つの湖の地形を調査し、それらの地形に基づいたデザインのグラスを制作したのです。

“グラスの容量”は湖に残っている水の割合(残り14%や25%など)を示しており、いずれのグラスも水がすぐに溢れてしまいそうなほど浅く作られています。

グラスから水があふれて表面が濡れることで“グラスの表面に記されたURL”が浮かび上がり、専用サイトへ誘導するという工夫が施されていました。

本キャンペーンは、3月22日の「世界水の日」にローンチ。この日は国内最大の経済イベント「ウルダー経済フォーラム」の開催日でもあり、Finishはフォーラムで使用されるグラスをすべてこのグラスに交換したといいます。

この結果、政府の役人や学者、企業のCEOなど、国内の主要なオピニオンリーダー2,200人にリーチすることに成功しました。

企業として環境問題への取り組みをアピールする着眼点の鋭い啓発施策でした。