Case: CEO to CEO

オーストラリア最大の航空会社・カンタス航空のCEOと、10歳の男の子による心温まる交流が話題を呼んでいます。

シドニー在住のAlex Jacquot君は、将来自分の航空会社を立ち上げるという夢を持っています。そしてその夢を叶えるためにはどうすればいいか、と考えた末にカンタス航空のCEOであるAlan Joyce氏に直接手紙を送り、アドバイスを求めることを思いつきました。

こちらがカンタス航空のTwitterで紹介された、アレックス君の手紙。

Alan Joyceさんへ

僕はAlex Jacquot、10歳の男の子です(どうか真剣に聞いてください)。僕は航空会社を立ち上げたいと思っています。飛行機の機種、フライトナンバー、機内食などについては、すでに計画を立てています。会社の名前はオセアニアエクスプレスで、僕がCEOです。財務・IT・整備・客室乗務員の責任者と、共同経営者も決めました。
あなたにこの手紙を書いたのは、3つのことを質問したかったからです。

1.今は学校がお休みなので会社の仕事に取り組みたいのですが、何をすればよいのかわかりません。どんなことをすればいいですか?
2.航空会社の設立について、何かアドバイスはありますか?
3.シドニーもしくはメルボルンからロンドンに行く便にA350を使おうと思っているのですが、25時間のフライトの間お客さんが寝られるようにするにはどうしたらいいですか?

お返事を楽しみにしています。
オセアニアエクスプレスCEO Alex Jacquot

この手紙に対し、カンタス航空はTwitterに『競合他社からアドバイスを求められることはあまりないのですが、エアラインの設立者からの質問とあれば、無視するわけにはいきません。CEOからCEOへの返事です』とコメントしたうえで、Joyce氏からの返信の手紙を公開しました。

自身もかつては飛行機が大好きな少年だったと語るJoyce氏は、まず1番大切なこととして『安全性』を挙げています。そして乗客にとって快適な空の旅を、手ごろな価格で提供することが重要だとアドバイス。

またカンタス航空では、長距離フライトにおいて乗客が手足を伸ばせるようにと新しい客席のデザインを検討していることも明かしており、アレックス君と同じく快適性の追求に力を入れているといいます。

最後にJoyce氏は少年をカンタス航空の全てのフライトを管理するオペレーションセンターの見学に招待し、さらにCEO同士会って話をしようと持ちかけたとのこと。子供の夢を応援する同社CEOの姿勢が反響を呼んでいます。