Case: Industrial chickens are kept artificially awake

デンマークの動物愛護団体・Animal Protection Denmarkが実施した、“食用鶏の飼育”に関する啓発キャンペーンをご紹介

私たちの食卓に並ぶ鶏肉は、通常窓のない締め切った鶏舎の中で育てられています。そして鶏たちが休むことなく餌を食べ続けて成長するようにと、夜になっても照明をつけっぱなしにするのだそう。

こうして生産性を高め、1日も早く成長させて出荷するわけですが、生態を無視して急激に成長させるという飼育方法は、鶏に大きな苦痛とストレスを引き起こします。

いくら産業といえど、あまりに残酷なこの実態を消費者に広く知ってもらうため、Animal Protection Denmarkが制作したのがこちらの看板広告。

『Industrial chickens are kept artificially awake(養鶏場では、鶏を人工的に眠らせないようにしている)』というメッセージが書かれた看板を広場に設置し、通常は2つしか使わない照明を20個も取り付けて、夜通し煌々と照らし続けたのです。

この取り組みはSNSを中心に拡散し、ラジオのトークショーなどでも取り上げられるなど、大きな議論の的に。そしてその1か月後には、EUの組織である欧州議会において、食用鶏の飼育に関する規制法案が大差で可決されるという結果を出すことに成功しました。

人間が食べることを目的に生産する動物にもできるだけ快適な飼育環境を用意し、また苦痛を避けた方法で利用するという、動物福祉の大切さを訴えかけた屋外広告でした。

Industrial chickens are kept artificially awake from Mindshare creative on Vimeo.