Case: The Fanager

スウェーデンのサッカークラブ・GAISが、シーズンチケットの販売促進を目的として、“チームのコーチにファンを任命する”という史上初の試みを行いました。

GAISはスウェーデンで最も古いサッカークラブの1つで熱烈なファンが大勢いますが、今シーズンはチームの不調もありスタジアムを訪れる客足が減っていました。

そんな状況を打開するための施策として、シーズンチケットホルダーからチームの指導者を募り、Fanager(fan + manager)に任命したのです。

当選したファン1名・セバスチャン氏はFanagerとして1週間チームに同行。チームの戦略を考え、選手たちを指導し、地元のライバルチームとの試合にてFanagerデビューを果たしました。

セバスチャン氏は、ファンやサポーターにとって1試合1試合がいかに大切であるかを選手たちに改めて伝えたといいます。

また、Fanager自身のメディア出演も多く見られました。国内ラジオでのインタビューやゴールデンタイムに放送するテレビ番組に取り上げられた他、ソーシャルメディアでも発信が行われました。

結果的に、シーズンチケットの売り上げは21.9%増加したといいます。

ファンとチームとの壁を壊し、両者を繋ぐ役割を果たしたFanagerの取り組み。サッカーはプレーヤーとファンが共に協力して勝敗とその過程を分かち合うものだと改めて感じさせるユニークなスポーツマーケティング施策でした。