Case: OIL HIJACK

中国の大手ECサイト・拼多多(ピンドゥドゥ)のユニークなプロモーションをご紹介。

同サイトで販売する食用油の販促を目的として、「油料理の音を録音するアプリ」を開発・公開したのです。

油を使った調理をしているところでアプリを立ち上げ、マイクに向かって“その音”を録音するだけと、使い方はいたってシンプル。アプリが「油料理のシズル音」を分析し、“その内容”に応じて、同サイトで食用油が割引されるクーポンが発行されます。

油料理の音であれば、どんなものを録音してもOK。揚げ物の屋台はもちろんのこと…

油料理を扱ったテレビ番組の音声でも、クーポンの発行対象となります。

シズル音がダイナミックであるほど、より割引率の高いクーポンが得られます。

得られたクーポンは、そのまま同サイトで食用油を購入する際に使用可能。

さらに優れているのは、このアプリがバックグラウンド状態でも起動し続けるということ。スマートフォンを持って街中を歩き、「油料理」のそばに通りがかるたびにクーポンがどんどん溜まっていくという仕組みになっています。

このキャンペーンではメディア予算を1円も使うことなく、たった2時間のうちに5,000件ものクーポンが発行され、オンライン上で600万件もの話題を創出することに成功しています。

油(商品そのもの)のPRから入るのではなく、まず「油を使いたくなるシチュエーション」に人々を“連れて行く”ことで購買意欲を掻き立てるという着眼点の鋭いキャンペーンでした。