Case: Spotify PVNCHLNRS

現在フランスでは、わずか1ヶ月でNiskaが20万枚、Orelsanが25万枚ものCDが売れるといったように、ラップミュージックが盛り上がりを見せています。なかには50代にも根強いファンがいて、リスナーは日々増えているといいます。

そんな中、音楽ストリーミング配信サービス・Spotifyが一風変わったキャンペーンを実施しました。

今回、歌詞の一部を隠した“ファンだけがわかる”ラップミュージック・ポスターを制作。パリやマルセイユの建物の壁にポスターを掲示することによって、Spotifyリスナーの音楽IQをテストする試みを行いました。

その後、各駅や施設のデジタルサイネージに掲載するなどキャンペーンを全国へと広げながら、ウォールペイントのようにすることでラッパーへの敬意も示すことに。

本企画のインプレッションは300万、リーチ人数は40万を達成。“隠された”歌詞を巡って、ラッパーのコミュニティの間では議論が巻き起こりました。それだけに留まらず、独自でミームを作り出し、SNSに投稿する人も現れました。

ポスターに掲載された曲は、PVNCHLNRSというフランスの注目ラップを集めたプレイリストに入っていたもので、Spotifyで3週間で75万フォロワー以上を獲得。結果、同国で最も有名なプレイリストとして知られるようになりました。

通常は誰にでも伝わるように作成するポスターですが、あえて伝わる相手を限定することでファンを巻き込み広がりをプロデュースした取り組みでした。