Case: “Modern” bowl hair cuts

米KFCが打ち出した、トンチの効いた新商品キャンペーンをご紹介。

Famous Bowlsという新商品のプロモーションに、1990年代に流行った“個性的な髪型”をデカデカと製品ポスターに起用。いま見てもインパクトのあるそれぞれの髪型を、新製品のメニューになぞらえて紹介しています。世代によっては見るだけで「やめてー!」と赤面してしまうような代物ですが、担当者は「どうかしてるぜ、と思ってもらうことこそがこのPRの狙いだ」と語っています。

No.1 – オリジナルレシピ

どうかしちゃってるけど、ある種いちばん理にかなってるかもしれない。ボウルのフタをとって、頭にぶっかけて、マッシュポテト、コーン、チキン、グレービーソース、そしてチーズまで全部盛りだ。ウマけりゃ細かいことなんてどうでもいいよね。

No.2 – スポーク&ボウル

「こいつを選んだあなたの勇気を讃えたい。あなたはちょっと後悔してるかもしれないけれど、ぶっちゃけみんなはそのギザギザしか目に入らないんだから。このメニューだってそう。いったんフタをあけたら、あとは目の前のスプーンとフォークでどうやって食べようかってことしか頭に残らない。まぁ、恋人にはイヤミのひとつも言われるかもしれないけど。」

No.3 – オーバー・ザ・トップ

「すべてが吹っ飛んじゃうようなあの体験、あなたは覚えてる? ひとくち食べればあまりの衝撃に頭が真っ白さ。この髪型にされたときだってそうだったろ? 『今日の予定全部キャンセルにして! なんだこの頭ー!』って。」

No.4 – コロネルズ・ストライプ

「大佐が軍服につける三本線の紋章。これを着けてたらちょっとぐらい嫌なことがあっても『だから何だ? 俺は俺だ』って思えたよな。そうだ、このボウルを食べたって誇りが俺らにはあるんだ。周りのごちゃごちゃした意見なんてどうだっていい。『俺はこのボウルを食った』それだけで強く生きていけるんだ。

No.5 – グレイビー・フォール

「あなたは自由を手に入れた。これまでの生活とはオサラバだ。見た目には一番地味かもしれないけど、周りに気づかれることなくこっそり自由を満喫できる最強のスタイルだ。あんたのためにとっておきのグレービーソースをこっそり入れといたぜ。こっそり、しっかりアツくなれ。

ある意味悶絶モノとも言えるこのポスターについて、担当者は「そもそも1ポンド(約450グラム)もの大盛りメニューをたったの3ドルで提供するなんてどうかしてるし、とっくの昔のあだ花みたいな髪型を大々的に起用するのもどうかしている。それは十分わかっています。でも、どうかしてることって、一番ワクワクしませんでした?」と述べています。

思えば人生で“黒歴史”だと感じているころって、いちばん心がときめいていたかもしれない── 忘れていた胸の高まりを思い出させてくれるような、アツいPRキャンペーンでした。

(via KFC Famaous bowl cuts)