Case: Helmet Hair

子どもたちの交通安全を啓蒙するプロジェクトとしてイギリスで立ち上げられた試み「Helmet Hair」をご紹介。

自転車事故の被害に遭った子どもたちの“じつに89%がヘルメットを着用していなかった”というデータに着目し、おもちゃ感覚で楽しみながら頭部を保護することのできるヘルメットを開発しました。

後をたたない子どもの自転車事故。少しでもその数を減らすために着想したのが「おもちゃを楽しむように着用できる子ども用自転車ヘルメット」でした。

数々のプロトタイプ開発のすえ、たどりついたコンセプトは「かぶるだけでいろんな“髪型”になれるヘルメット」。ボブやモンク(坊主)などさまざまな髪型を用意し、地毛や本来の髪型に縛られないデザインを用意しました。

ヘルメットを手にした子どもたちは「変身」に大喜び。普段はできない髪型を思いきり楽しんでいます。

大人から強制して着けられるのではなく、自分たちから進んで楽しみながら身を守ることができるこのヘルメット。メディアやSNS上では称賛の声が相次ぎました。

認知科学の要素である「アフォーダンス(動作を誘発させる仕掛け)」の概念を導入しながら、キャッチーなデザインの力で多くの子どもたちの命を守る、センスあふれるプロジェクトでした。

(via NORD DDB)