Case: #BAMAGIC

イギリスの大手航空会社・British Airwaysの2018年クリスマスキャンペーンをご紹介。

選ばれた4人の子どもたちに、同社が“ニューヨークへの一風変わったクリスマス旅行”をプレゼントしました。人気観光エリアから五つ星ホテルまでニューヨークの街中をあますところなく冒険し、有名人たちが次々と“本人役”で登場するというその内容は、さながら映画「ホーム・アローン」のよう。実はこの旅行には、ある“想い”が込められていました。

ヒースロー空港にやってきた子どもたちを、ロンドン出身の歌手ピクシー・ロットがお出迎え。

「ハロー、みんな!」 この時点では子どもたちは、まだ旅の全容を知りません。

空港のロビーでクリスマスソングを歌うと、ピクシーの口からサプライズ発表が。

「いまからみんなでニューヨークへ行きます!」

出発カウンターへ進むと、そこにはイングランド代表サッカー選手のハリー・マグワイアが。子どもたちにイングランドサッカーチームのサイン入りTシャツをプレゼントします。

今回招待されたのは、肉親を事故や災害で亡くしたり、重い病と戦う子どもたちでした。火災で家族と家を失った子や、末期がんの母親をもつ子、そして自分自身が小児がんと戦う子など、その背景はさまざま。

悲劇的な状況のなかでも懸命に力強く生きる彼らに、British Airwaysは最高のクリスマスプレゼントを用意したのです。

ニューヨークに到着した彼らを迎えたのは、五つ星ホテルの「ザ・プラザ」。豪華な内装に目を奪われる子どもたち。

通されたスイートルームには、ホテルからの手紙が用意されていました。

「この旅であなたたちを愛するすべての人々との思い出ができることを願っています。どうぞ素敵な休日を。あなたの友人、ザ・プラザより。」

ニューヨークの街中へ繰り出す子どもたち。イエローキャブに乗り、活気に満ちた大都市を満喫します。

ホテルに戻ると、なんとそこにはドナルド・トランプ大統領…!?

「ホールは階段を降りて左だよ」と、館内を案内するその姿は、映画「ホーム・アローン」にてトランプ氏本人が出演したシーンの再現。演じているのはもちろん、そっくりさんです。

「こんなにたくさん人たちから愛をもらうなんて。僕たちは本当に幸せだよ」

旅の締めくくりはニューヨークの中心部、タイムズ・スクエアでの散策。

「みんな! 見て!」 コンダクターの女性が呼びかけます。

見上げると、摩天楼の大型ビジョンに子どもたちの名前が。

隣のサイネージには、なんとジョディ・フォスターから子どもたちへのウェルカム・メッセージ。

「ほんとに…? ウソみたい…」

そばには、魔法のようなひとときを過ごす我が子の姿を自宅の妻に見せる父親の姿がありました。

「ママ。マヤーナがタイムズ・スクエアにいるよ。ウソみたいだろ。夢みたいだろ…」

「この旅そのものは、子どもたちのこれからの人生にとってほんのわずかな時間かもしれない。でも、この旅でみんなには感じてほしかった。自分たちを見まもり、支えるたくさんの愛があるということを──」 子どもたちの両親、そして周りの人々からの気持ちを代弁するメッセージで、ドキュメント動画は締めくくられます。

普段は伝えられないことをプレゼントに託し、贈る人、贈られる人それぞれがクリスマスの魔法に包まれる── 「旅行という体験を通じ、私たちは人々に魔法をかける企業である」という、British Airwaysのメッセージが強く心を打つキャンペーンでした。

キャンペーンの公式サイトでは、今回の旅行に参加した4人の子どもたちそれぞれのサイド・ストーリーも公開されています。