Case: Harman Kardon – Madrid Moments

スウェーデンの自動車メーカーVolvo(ボルボ)が、スペインのマドリードで一風変わった試乗プログラムを実施しました。

試乗というと、一般的には車の乗り心地やハンドル操作など運転にまつわる体験だと思われるでしょう。しかし、今回ボルボは世界有数のオーディオ機器メーカーHarman Kardonとコラボし、“音の魔法を体験できる試乗”を実現しました。

同社は、マドリード市内にいくつかトリガーとなる地点をつくり、そこを試乗車が通過するとオリジナルサウンドが流れるという仕組みを作り出しました。

観光地の近くなど、車がどこを走っているかによって異なるサウンドトラックが車内に自動的に流れます。たとえば、新大陸を発見したクリストファー・コロンブスを讃えるコロン広場に近づくと、コロンブスの航海を思わせるような力強い海の音や低音が車内に響き渡る…といった具合です。

本試乗プログラムを実施するにあたってHarman Kardonは、GPSと紐づけたサウンドシステムのアプリ“MADRID MOMENTS”を開発。車内の空間デザインが損なわれないよう、ケーブルやボックスは一切使用せず、Bluetoothを介してシステムと接続できるようにしました。

また、アプリを実行するデバイスも車のトランク内に設置し、目につかない工夫が施されました。

試乗会は4,500人のドライバーを集め、55台の車を用いて8週間開催。Harman Kardonのサラウンドシステムによって、車のフロントシート、バックシートの両方で最高の音質を体験することができ、参加者たちはマドリード市内で最高の“音のドライブ”を楽しむことができました。

「音」という、大半の人にとって車を購入する際の優先度としてさほど高いとは言えない部分に着目し、商品購入体験をユニークな角度から訴求したプロモーションでした。