Case: Future Fish & Chips

昨今、世界各地で問題となっているプラスチックごみによる環境汚染。毎年、数百万トンものプラスチックごみが海に投棄されているのが現状で、何もしなければゴミはこのまま増え続ける一方です。

そんな中イギリスの環境保護団体Plastic Oceans UKは、この事実に対してさらなる警鐘を鳴らすべく、一風変わったサプライズプロモーションを実施しました。

イギリスのソウルフード、フィッシュ&チップスといえば白身魚のフライとフライドポテトが盛り付けられたファストフード。Plastic Oceans UKは、フィッシュ&チップスを販売する飲食店と協力してドッキリを計画。

その内容は、“フィッシュ&チップスの魚をこっそりプラスチックにすり替える”というものでした。

店内に隠しカメラを設置して、来店客の様子を観察。何も知らないお客さんはいつも通りにフィッシュ&チップスを注文します。

ところがいざ食べようとしても、プラスチックでできたフライをナイフで切ることはできません。「どういうことだ!?」「魚はどこ?」とお客さんは困惑。中には、怒り出してクレームを言う人も。

そこではじめて店員から今回のドッキリの企画意図が告げられました。

「このままでは2050年までに海には魚よりもプラスチックの量が多くなってしまうこと」、「多くの生き物がエサと誤ってプラスチックを食べてしまっている事実」を説明。お客さんは店員の話に真剣に耳を傾けました。

環境問題について知ってはいてもなかなか自分事として捉えるのは難しいもの。そんな中、身近な食べ物を用いて“このままでは未来のフィッシュ&チップスはこうなってしまうかもよ!?”と、プラスチック廃棄問題の深刻さをユニークな角度から訴えた試みでした。