Case: The 48th Hour

米製薬大手・Theravance Biopharmaの啓蒙キャンペーンをご紹介。

米国内だけでも年間80,000件もの感染が確認され、うち11,000人が死に至っているMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)。抗生物質への耐性を持つものも増え続けており、より早期の段階での効率的な対策が求められています。

同社では、「The 48th Hour」と題した啓蒙アニメーション動画を作成。生死を分けるボーダーラインとなる“感染から48時間のウイルスの動き”を時系列で生々しく解説し、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が提唱する「感染48時間の注視」を呼びかけました。

動画の冒頭。「INFECTION(感染)」という文字の「C」の字が数字におきかわり、カウントダウンを始めます。

やがて文字は「DEATH(死亡)」に。一刻の猶予も許されない緊張感が漂います。

「警告。MRSA感染から48時間のあいだに起こることが、感染者の生死を分ける。」

「感染24時間後、“恐れ”の段階。抗生物質への耐性を持つウイルスが増殖を始める。深刻な状況に陥る前に、異なる抗生物質の投与を検討する必要がある。」

「ファーストステップ:エリンピック(経験的)治療開始を。一度でも異様な予兆が見られたら、診断結果が確定する(=原因菌が特定される)前に抗菌薬の投与を。」

場面が変わって、健康被害を伝えるテレビニュースを模した画面に。画面下のティッカーにはこう書かれています。「健康被害発生(の段階ではもう遅い)」──

生々しくうごめくウイルスのアニメーションに、生死を決める判断タイミングの時間が刻まれた動画。不安と恐怖を抱かせる動画で逼迫した状況をストレートに伝える、切実さに満ちたキャンペーンでした。