Case: Feel the sound

2008年にスウェーデンで制作された人気ホラー映画『Let The Right One In(邦題:ぼくのエリ 200歳の少女)』。孤独に生きる少年と永遠に年をとらない吸血鬼の少女の交流を描いた、美しくも儚い本作の公開10周年を記念したキャンペーンを、デジタル機器メーカーのサムスンが打ち出しました。

現在再び上映されている同作品を多くの人に見てもらうために同社が白羽の矢を立てたのが、“聴覚に障がいを持つ人のためのサラウンドシステム”。

もちろん音声が聞こえなくても字幕があれば問題なくストーリーを追うことができますが、ホラー映画の場合は恐怖や不気味さを効果音を使って表現しているため、音が非常に重要な役割を果たしています。

それを踏まえてサムスンが注目したのが音の周波数。様々な音の中でも重低音は振動が響くことから、ストーリー中の重要なシーンのサウンドに低周波音を追加し、同社のホームシアターシステム『soundbar』を使って観ている人に振動となって伝わるようにしたのです。

実際にこの工夫を施した映画を観た女性は「これまでに体験したことのない感覚」と、非常に満足している様子。

“体で感じる音”によって、障がいがある人もない人も、皆が同じように楽しめるエンターテインメントを実現した試み。低周波音を効果的に使った映画『Let The Right One In』は、北欧地域で展開する映像配信サービス『SF Anytime』で視聴することができます。

(via Samsung)