Case: We Are An Airline

KLMオランダ航空が「We Are An Airline(我々は航空会社です)」と題した、一風変わったプロモーションを実施しました

「We Are An Airline(我々は航空会社です)」という(航空会社としては)“当り前”とも思われるメッセージをわざわざ打ち出した背景として、主要な就航先の一つであるドイツの人々の46%が、“KLMがなんの会社なのかを知らない”という現状がありました。例えば、道行く人に「KLMを知っていますか?」と質問をしたところ、その回答は1位「銀行」、2位「レストラン」、3位「ラジオ局」という結果になったのです。

今回、自社に対する人々の認識に着目したKLMは、街中にKLMのロゴが描かれた「ATM」を設置したり、飛行機をテーマにした無料「レストラン」を開店したり、車中で放送を聞ける「ラジオ局」を開局しました。

ATMを見て、いつも通り現金を引き出そうと市民がやってきます。しかし、ATMからは現金ではなく無料の航空券が出てくるなどのサプライズが。

同様にレストランやラジオ放送でも利用者に別の業態の会社であるように見せかけることによって、実は“航空会社である”ことを強調したのです。

“航空会社ではなく、銀行やレストランと思われているのなら、実際そうなってしまおう”という破天荒な企画。消費者の認識を逆手に取ったチャレンジングなブランディング施策でした。