Case: Free sushi for Instagrammer

イタリア・ミラノに、お客さんが“ある条件”を満たすと無料でお寿司やお刺身を食べられるレストラン「This Is Not A Sushi Bar」がオープンしました。

というのも、来店客がお金の代わりに提示するのは、なんとインスタグラムのフォロワー数。以下のようにフォロワー数に応じて、無料で食べられる料理の数が決まっているのです。

フォロワー数:
1,000〜5,000人 1品
5,000〜10,000人 2品
10,000〜50,000人 4品
50,000〜100,000人 8品
100,000人以上 食べ放題

レストランでフォロワー数を提示し、食べ物を注文したあとは、自身のインスタグラムに料理やお店の写真をアップするだけ。しかも、同レストランではこの取り組みを期間限定のプロモーションとしてではなく、永続的に続けていくというのです。

レストランをオープンしたピタレルロ兄弟は、この取り組みについて低コストで宣伝効果が得られると期待。フォロワーを持つ客がレストランに押し寄せる危険性があることは認めつつ、結果的に大した額にはならないと予想しています。

なぜなら、もともと事業の9割が宅配やテイクアウトで成り立っていて、今回の取り組みは経営するチェーン6店舗のうち1店舗での実施にすぎず、利用者は顧客の一部にすぎないからです。まずはレストランの認知を高めることを一番の目的に考えているといいます。

似たような事例として、SNSのフォロワー数に基づいてプロモーションを提供するホテルや、トリップアドバイザーのようなレビューサイトへの投稿をすると割引を提供するホテルやレストランもあります。ただ、マッテオ氏によると、半永久的にこのようなプロモーションを続けていく事例は世界初とのこと。

最近は、若い世代を中心に飲食店を探す際にインスタグラムで検索するケースも増えています。時代に合わせた定番となっているSNSプラットフォームを活用しながら、“期間を設けない”ことで差別化を図った飲食店のマーケティング施策でした。