Case: AR/Jordan

1990年代に爆発的な人気を博した、ナイキのバスケットボールシューズ『Air Jordan』シリーズ。当時日本でも、このスニーカーを求めて長蛇の列ができたり、履いている人から強奪する事件が多発するなど社会的にも大きな話題となったことを懐かしく思い出す人も多いのではないでしょうか。

もちろん今でもその人気は衰えてはいませんが、今の若い世代は“バスケの神様”マイケル・ジョーダンをリアルタイムで知りません。そこでJordan Brandは、1988年に記録されたマイケル・ジョーダンの伝説のレースアップ(フリースローラインからのダンクシュート)をARで再現することにしました。

同社はスナップチャットのARレンズを使い、身長198cmのジョーダンによる迫力満点のダンクシーンをスマホ画面に表示。さらにECプラットフォームのShopify、ECサイト専用の物流会社Darkstoreと提携し、彼が履いている『AIR JORDAN 3』をアプリ内で購入できるようにしたのです。

この取り組みは通常の4倍ものユーザーエンゲージメント率を獲得し、スニーカーはわずか23分で完売するほどの大きな反響を呼びました。

現役を退いても人々の記憶に残るマイケル・ジョーダンの偉大さを知らしめるとともに、SNSとEコマースを組み合わせたソーシャルコマースの成功事例となった本施策は、クリオ賞の最優秀賞であるグランドクリオおよびカンヌライオンズCreative eCommerce部門のゴールドライオンを受賞しています。


A/R Jordan from Dan Harbison on Vimeo.