Case: Blank Whopper

今月7日、ブラジルの新しい大統領を選ぶ国民投票が行われます。南米一の大国である同国の選挙の行方には国際的な注目が集まっていますが、ある調査によると国民の11パーセントが「候補者の名前を書かずに白紙で投票する」と答えているそうです。

どの候補も支持したくないから、誰に投票したって何も変わらないから…などといった理由で無記名投票することには抗議の意味が込められているのかもしれませんが、それではやはり国民の声を政治に適切に反映させることにはなりません。

そんな状況に異を唱えるべく、立ち上がったのがバーガーキング。店の前で有権者に選挙に関するアンケートを行い、白紙で投票すると答えた人に特別なハンバーガー『Blank Whopper』をプレゼントしました。

手渡された包みを開けると、出てきたのはいつものボリューミーなワッパーではなく、バンズにオニオンとマヨネーズだけが挟まれた、とてもハンバーガーとはいえない代物。「肉とベーコンが入ってないよ」「冗談でしょ?」「まずすぎる」と食べた人からは不満が噴出。

しかし包み紙に書かれたメッセージには、こう書いてありました。

When you let someone choose for you, you can’t complain about the results.
(他の人に選ばせたのだったら、結果に文句を言わないでくださいね。)

バーガーキングといえば、ワッパーに野菜やソースを自由に追加・トッピングできる『Have It Your Way(あなたの好きなように)』というサービスを実施していますが、今回選挙権を自ら放棄しようとしている人たちに向け『自分で選ばないのであれば、他人が選んだものに不満を言うのは間違っているのでは?』とコミュニケートしたというわけです。

自分たちの国を“Have It Your Way”にするために、まずはきちんと投票をしましょうと呼びかけた、ウィットに富んだプロモーションでした。