Case: Toxic Toby

イギリス・ロンドンでは、大気汚染によって毎年9,400人もの人々が早すぎる死を迎えています。

2018年8月には市民団体らがフォルクスワーゲン本社の入り口を封鎖し、“ディーゼルエンジンの排気物に対する抗議運動”が行われるなど、大気汚染は市民にとって深刻な問題となっています。

そんな状況を改善すべく大手広告代理店のMcCannは、ロンドンの道路わきに“テディベアのぬいぐるみを設置する”という一風変わった啓発キャンペーンを行いました。

このテディベアは“Toxic Toby”と呼ばれるロボットで、その場の空気の汚染レベルがある一定水準に達すると、テディベアは“手で口をおさえて咳”をし、歩行者に注意を呼びかけるように作られています。

このぬいぐるみを特に大気汚染がひどいMarylebone RoadとBrixton Roadに設置。汚染データはリアルテイムで収集され、違法レベルに達すると“Toxic Toby”が自動的にデータをツイートする仕組みになっています。

目に見えない大気汚染という問題をぬいぐるみを使うことで可視化し、人々へ注意喚起を促す画期的な啓発キャンペーンでした。