Case: DREAM THIEVES

銀行の広告といえば『信頼』『未来』『家族』など、夢や明るい将来を連想させるものが多いかと思いますが、そんなイメージを覆す衝撃のプロモーション動画『DREAM THIEVES(夢泥棒)』を、カナダの金融系スタートアップ企業・KOHOが公開しました。

銀行が支配する、殺伐とした街。『お金を借りろ』『銀行を信じろ』と洗脳されている人々の目には生気がありません。

夜になると寝ている人の頭に装置をつなぎ、幸せな夢も思い出も、全てを消去していく当局。

しかしタール状の“絶望”に全身を飲み込まれてしまう直前、我に返った女性は辛うじて脱出することに成功。銀行による支配と陰謀から人々を開放したのでした…

最後は『銀行は私たちに夢や希望を与えるふりをして、無残にそれを奪い取る。自分の夢を取り返そう。』というメッセージで終わります。

映像を制作したKOHOは、一般の人々にとって運用しやすく、透明性のあるシステムをアプリなどを通じて提供する会社。HPでは、大手銀行による利益至上主義の一例を以下のように説明しています。

・カナダ人の2/3は、銀行が定める条件(多くの場合一定額の預金)を満たせず、毎月の口座維持手数料を支払っている。
・カナダ人の約半数は給料ぎりぎりの暮らしをしており、家計は常に切迫している。
・大点銀行は顧客の利益よりも自分たちの利益を優先している。

銀行は人々の幸せな未来をサポートするどころか、逆に経済的にゆとりのない大多数の市民から利益を貪っていることを示し、このような事実に気付いてほしいと訴えかける狙いのもと、大手銀行を『DREAM THIEVES(夢泥棒)』と表現したというわけです。

少し過激な表現方法ではありますが、経済面からよりよい社会へと変えていきたいというKOHO想いが伝わってくるストーリー。13分と少し尺は長めですが、見ごたえのある作品となっていますので、ぜひご覧ください。