Case: The Billboard That Always Says Yes

スペインの赤十字が実施した、ホームレスを支援するためのデジタルサイネージ施策をご紹介。

過酷な境遇にあるホームレスにとって特に辛いのは孤独感だといいます。今回、そんな彼らの“孤独感をやわらげる”ことをコンセプトにしたユニークな支援企画が実施されました。

CRUZ ROJA_TheBillboard from Labstore on Vimeo.

プロジェクト名は『なんでもYesと言ってくれる看板』です。

街中に掲示されたデジタルサイネージを通して、ホームレスは様々な情報や“人との繋がり”にアクセスが可能になります。例えば、天気のマークをタップすると気象情報がチェックできますが、さらに実際の生活においても快適に過ごせるようにと、寄付で集まった1,000kgもの衣料が支給されます。

“本のマーク”をタップすると、ワークショップに参加できる場所を示す地図が表示され、実際に参加できる300以上の研修に参加が可能になります。これにより雇用率は39%増加したといいます。

“赤十字マーク”をタップすると、カウンセリングなど話を聞いてくれる場所・集会所への経路が表示されます。

“Twitterマーク”をタップすると、指定のハッシュタグを通じてツイートで声をかけてくれる様々な人と触れ合えます。

さらに、(これはホームレスに見てもらうものではなく、一般市民に見てもらうためのコンテンツとして)ホームレスへの寄付を募る場所も確認できるようになっていました。大勢の市民が募金に訪れ、キャンペーン開始から24時間で30,000ユーロが集まったといいます。

多岐にわたる情報、そしてその向こう側にいる大勢の人々にリアルタイムで触れられる企画。デジタルサイネージの媒体特性を生かした、新たな形のホームレス支援施策でした。