Case: WCS

米ファーストフードチェーンのWhite Castleは、若年層に向けてメニューのPRを行うためにFacebookで一風変わったライブ番組を配信しました。

Facebookでのライブ動画配信は最近よく見られる取組みですが、ユニークなのは通販番組を模した作りになっていること。

MCの2人の女性は、同社が提供するチキンリングを指輪に見立てて「美しいコレクション」と表現したり…。

「なんていい触り心地!」、「原材料はホワイトミートチキン」などと、本物の指輪を通販番組で紹介するかのようにチキンリングを紹介していきます。

普段はファーストフードらしい紙パッケージに包まれて提供されるこのメニューですが、番組では“飾るため”の特製のお皿も紹介。“白いお城”がモチーフで「(ブランドの)エンブレムも記されています」とここでもMCたちは大盛り上がり。

さらにはチキンリングを着用するモデルが登場し、この“リング”を使ったコーディネートを提案します。

カジュアルスタイルやジャケットにも着替えながら、いかにこの“リング”が魅力的かを発信していきます。

番組の後半ではゲストが続々登場。
鑑定士が登場し、グラスで覗きながらチキンリングの衣の様子を解説します。若い男性は「僕のリングをあげようと思っているんだ(プロポーズしようと思っているんだ)」というエピソードを語ります。

商品を入れ替える際にスタッフが映り込んだり、電話での相手の声が聞こえづらい点などもあえて“テレビ通販番組の趣向”を再現するなど、芸が細かい作りとなっています。

そして、いよいよ“リング”を試食。“リング”なので指にはめながら食べることになります。

クライマックスは、途中に登場した若い男性がこの“リング”で公開プロポーズをするという流れでした。

この番組はトータルで42分。上記のような演出や、テロップに登場するチャンネル名も通販チャンネル「QVC」をパロディーし、ブランド名のWhite Castleを略し「WCS」とするなど、“通販番組のあるある”を徹底的に追求。長尺でありながらも視聴者がつい目が離せず、いつの間にかチキンリングへの印象がしっかり残る作り。ユーモラスなコンテンツを作ることでSNSユーザーとの繋がりを試みた施策でした。