Case: SickSiri

毎年、1,800万人の発展途上国の女性が、適切な医療を受けることができず亡くなっているといいます。

そんな状況を憂慮して考案された、UN Women(国連ウィメン)を仮想クライアントとしたユニークな啓発コンセプトアイディアをご紹介。3月の国際女性デーに合わせて、Appleとコラボレーションする「SickSiri」という名称のプロジェクトです。

SickSiri from Ruben de Barros on Vimeo.

まずiPhoneのSiriについて「反応するまで5分かかる」、「画面のアイコンが消える」などのバグを意図的に発生させることで、人々に「Siriが何かおかしい?」と感じてもらい、SNSをざわつかせます。このバグが発生した状態を“Sick(病気にかかった状態)”を比喩したものとしています。

調子の悪かったSiriは、しばらくして全く使えない状態に。“体調不良になったものの適切な治療を受けられず、亡くなってしまったこと”を示唆する目論みです。

ここで、“発展途上国の女性の現状を知らせるメッセージ「毎年、1,800万人の発展途上国の女性が、適切な医療を受けることができず亡くなっていること」”をスマホの画面に表示するとともに、その画面のスクリーンショットをシェアするようiPhoneユーザーに呼びかけるという構成です。

人々(iPhoneユーザー)の日常生活において身近な“女性”といえる“Siri”が亡くなってしまったらどうなるか… これを身をもって市民に体験させることで、医療普及の重要性に気づかせる啓発施策アイディアでした。