CASE:“TRASH TEE”

皆さん、メディア論の巨匠マクルーハンの残した「メディアそのものがメッセージである(Tbe medium is the message)」という言葉をご存知ですか?
まさにその言葉を象徴するようなCM動画をご紹介します。

製作したのは、アメリカンアパレル出身のIris AlonzoとCarolina Crespoが立ち上げた、100%リサイクルで出来たTrash Teeを製造・販売するEverybody. Worldというブランド。まずはそのメッセージをご覧ください。

EVERYBODY.WORLD – TRASH TEE from Anton du Preez on Vimeo.

映像では始めに「これから見聞きするものは全てリサイクルされた素材から作られている」とメッセージが現れます。これはどういうことなのでしょうか。

ここから少しレトロな映像とともに、継ぎはぎされたような音声でナレーションが流れます。

「地球の資源は貴重なものだ」

「ファッションは汚染物になり得る」

「継続的に地球のことを考えなければいけない。」

「工場で働く人々のことも。」

「我々は理屈や損得ではなく、まっとうなことに全力を尽くす。」

「だから、新しい服を開発したのだ。」

「それが100%リサイクルのコットンで出来た服だ。」

「つまり、他社が目もくれない廃材を再利用した。」

「我々は他のメーカーが使えないと判断したものを使い、」

「人類にとって役立つものを作る。」

「そして、環境にもできるだけストレスのないものを。」

「我々がこの現状を変えなければ、」

「一体誰がやるのか。」

「我々は今までのやり方を変えて、世界を変えていく。」

いかがでしたでしょうか?

Everybody. Worldのメッセージをシンプルに映像化するだけでなく、すべての音声と映像までも100%リサイクルで構成することでインパクトが格段に上がっていることが分かります。映像はコダックフィルムのビンテージ映像から、音声は1950年代のものからピックアップして作っているそう。まさにメディアそのものがメッセージになっていますね。

服の大量生産が環境に多大な影響を与え、エシカルファッションというものが浸透し始めたこの世の中。さらなる一石を投じるには、最適な表現方法なのではないでしょうか。