Case: THE CAPSULE

昨今何かと話題に上ることが多い『働き方改革』。長時間労働の解消・労働生産性の向上など、いくつもの改善点が挙げられていますが、仕事をするうえでとにかく時間を取られるのが、数々の打ち合わせ。

朝の朝礼に始まり、定例会議、企画会議、進捗報告などなど…。ガーディアン誌によると、平均的な会社員は仕事人生の中でおよそ9,000時間を会議に費やしており、そのうちの半分は無駄になっているのだとか。これでは仕事がはかどるわけもなく、長時間労働の改善が難航するのも無理はありません。

そこで立ち上がったのが、『For Successful Living(幸せに満ちた人生を謳歌しよう)』という理念を掲げるカジュアルファッションブランドのDIESEL。だらだらと続く打ち合わせの時間を最小限に抑える、特別なミーティングルーム、その名も“THE CAPSULE(ザ・カプセル)”を考案しました。

会議室としてはかなり小さいカプセル内には、小さなデスクと椅子があるだけ。さらに使用時間が15分と決まっているため、限られた時間の中で何らかの結論を導き出さなければなりません。結果としてチーム全体の集中力を高めることになり、効率よく仕事を進めることができるというわけです。

迅速に仕事を終わらせて、その分の時間で人生を楽しむ。合理的かつ理想の働き方ですよね。実際にディーゼル社でカプセルを使用したミーティングを行ったところ、99%が成功に終わったといい、その効果は実証済み。

消費者に良いプロダクトを届けるためには、まず社員のワーク・ライフ・バランスを整えることが大切。ファッションと働き方の両方で時代をリードしていこうとする企業の姿勢が伝わってくる、ユーモラスな取り組みでした。