Case: The Cleft Collection

チャリティー団体・Smile Asiaがシンガポールで、ザ・リッツ・カールトンとコラボレーションし、口蓋裂や口唇裂の子供たちへの理解を深めるユニークな啓蒙施策を実施しました。

本企画では、同ホテルのレストランに人々を招いてディナーを振舞いますが、普段とは異なる奇妙な点があります。

それはテーブルにセッティングされたナイフ・フォーク・スプーンが、いずれも欠けた状態になっているという点。口蓋裂や口唇裂の子供たちが、いかに食事をとる際に苦労しているかを体感してもらうための食器なのです。

招待された人々はこのカトラリーを使って食事をしますが、パスタを食べたり、スープをすくうのも一苦労。

その後改めて通常のカトラリーがサーブされました。

そこには「口蓋裂や口唇裂の子供たちにとっては、このような食事がたった一度で終わるわけではありません」、「Smile AsiaのWebサイトにアクセスし、この現実を変えましょう」というメッセージが書かれたカードが付属しています。

Webサイトへ遷移するQRコードも明記されており、ディナーの参加者はその場でサイトにアクセスすることで病気に関する理解を深めたようです。

参加者からは「日頃考えもしなかったことを体験しました」、「人々は見た目がちょっと違うと感じるだけで、どのような困難があるかは考えません」、「職場の同僚たちや多くの人々に(この体験を)伝えたいと思います」などといった感想が語られました。

病気の子供たちの生活面での苦労を、日々当り前のように使う“食器”を用いて気づかせる機会を提供した啓蒙施策でした。