Case: #ImPerfect

若者にとって、もはや生活の一部となっているソーシャルネットワーク。世界中と簡単につながることができる一方で、長時間にわたる利用が心身に悪影響を与えるとして懸念されています。

スウェーデンでは、10代の子どもたちが1日にSNSに費やす時間は平均5時間。人気ブロガーによって毎日のように投稿される完璧な写真と自分自身を比べてしまうことで、自分自身に劣等感や不安感を抱くようになり、酷い場合は鬱を発症するケースもあるのだそう。

そこで同国の大手保険会社・Länsförsäkringarは、このようにSNSが時としてネガティブな影響を与えることを周知するため、特別なTシャツを制作しました。

『#ImPerfect』と名付けられた白いTシャツは、ちゃんと縫われていなかったり、首と袖の空きがアンバランスになっていたりと“完璧”とは程遠い作り。これを若者たちに絶大な影響力を持つインフルエンサーに着用してもらい、ファッションイベントやそれぞれのSNSで披露してもらったのです。

『完璧じゃなくていい、自分らしさを大切にしよう』と呼びかけた本施策には、大勢のセレブやアーティストも賛同。多くのメディアで紹介された結果、スウェーデンの人口の約4倍にあたる4,000万人にリーチすることに成功しました。

こうして人々の関心を集めた結果、ソーシャルメディアと心の健康問題は学校教育にも取り入れられることに。

SNSがもたらす弊害は、SNSで解決しようというアイディアから着想し、絶大な成果を上げた啓発プロモーションでした。


Länsförsäkringar (insurance company) – #ImPerfect case study from Stendahls on Vimeo.